開院から4年が経ちました。 院長コラム#038

2024.10.20 院長コラム

038

院長の吉冨です。

20241020日で開院から4年が経ちました。

一昨年より、ほとんどの月で分娩件数が上限に達する状態が続いており、毎日慌ただしい状態が続いています。お部屋のご希望に添えないこともあり、昨年より徐々に分娩件数の制限を強化しているところです。しかし、私たちが最も重要視している医療サービスの側面から振り返ってみますと、この1年で大きなトラブルはなく、産後の母体搬送も0件でした。早い妊娠週数での破水などからの母体搬送は2-3ヶ月に1件程度で、呼吸障害等での新生児搬送も同様に2-3ヶ月に1件程度であり、ハイリスク妊娠も多く扱っているクリニックでこのような良好な結果が出ていることに対して、しっかりとした医療の提供ができていると実感いたします。また、当院の強みである緊急時の体制も十分機能しており、迅速な対応と適切な管理の下、開院から現在まで輸血を実施された方はいませんでした。

このような医療サービスの充実が実現できている背景には、スタッフの努力と貢献がかなり大きく、感謝とともにとても頼もしく感じています。また、妊婦さんとそのご家族に関しましても多くの方がご理解、ご協力をしていただいているおかげだと深く感謝しております。

当院のコンセプトである、①産科に特化した専門クリニック、②不必要な医療や過度の医療外サービスは行わず医療の質を重視した診療体制、③患者様のことだけでなくスタッフのことも考えできるだけ無理のないクリニック運営、を開院当初から貫き、徐々に理解の輪が広がっていることを実感すると共に、実際の結果としてこの4年間で十分実績が積み上がってきたように感じます。さらなる成長と発展をしていくために、今後も努力を続けていきたいと思います。

今まで頑張ってくれたスタッフのみんなには感謝しかありません。良いスタッフに恵まれたことが私にとっての財産であり、幸せの根幹であると感じます。また、無事に出産してくれたお母さんたち、現在通院してくれている妊婦さん、母児のサポートをしてくださっているご家族、地域の皆様、当院のサポートをしてくれている関係者の方々。当院を支持、理解してくださり本当にありがとうございます。今後も母児共に安全にご帰宅できるように、また、快適にお過ごしできるように一層の創意工夫をこらしていきたいと思います。

皆様のご理解、ご協力を今後ともよろしくお願いします。