コロナワクチン接種後の副反応対策について
2021.08.24 お知らせ
コロナワクチン接種後の副反応である、高熱や頭痛の対処についてのお問い合わせが非常に多く、解熱鎮痛剤の処方についてもお問い合わせが多いため、まとめてみましたのでご参考にされてみてください。
①ワクチン接種前の副反応予防目的での解熱鎮痛剤服薬は推奨されていません。
ワクチン接種前の副反応予防目的の解熱鎮痛剤の処方は当院では行っておりません。
②ワクチン接種後の副反応は必ず出現するわけではありません。
また、副反応が出現しても当日~翌日で軽快することが多いです。
③妊婦さんが解熱鎮痛剤を使用する場合はアセトアミノフェンを使用するのがもっとも安全です(少量の服薬に限る)。
アセトアミノフェンの処方については、有症状時に処方だけで受診するのはきついと思われるため、ドラッグストア等で市販品をお求めになることも許容できます。
ただし、「アセトアミノフェン単剤のもの」に限ります。
具体的にはバファリンルナJやタイレノールA、セシオン解熱鎮痛薬APなどが該当します。
他の解熱鎮痛剤成分に関しては妊娠さんに悪影響が出ることが報告されているため、ご自身の判断で他の解熱鎮痛剤成分を服用されることは絶対にお控え下さい。
また、バファリンやセシオンには複数の製品がありますので、ご購入の際にはお気をつけ下さい。
詳細はドラッグストア等の薬剤師さんにお尋ねください。
④薬(特にアセトアミノフェン)などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合や、激しい痛みや高熱などの症状が重い場合・症状が長く続いている場合は当院にご相談ください。
⑤アセトアミノフェンは漫然と使用せず、症状のあるときのみ服用してください。